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カンジダ症は性行為感染だけではなく、あなた自身から感染します!
カンジダ症の病原菌はもともと常在菌として、あなたの体内に棲みついています。
あなたが健康なときは大人しくしていますが、体調不良などで免疫力が落ちてくると発症する、やっかいな病気です。
性器の構造上、男性より女性に発症することが多い病気です。
性感染症ではありますが、むしろ日和見感染症の方が実態に即していると言えます。
性器カンジダ感染症はどんな病気?
カンジダ真菌と言うカビの一種が引き起こす性感染症です。
もともと、カンジダ真菌は女性の膣内に常在する真菌で、異常に繁殖しなけば問題ありません。
性行為によって、感染者から大量の真菌を送りこまれたり、免疫力が低下して増殖すると発症します。
病原菌は?
カンジダ属の真菌で、カビの一種です。
性器カンジダ症の原因になる種類として最も多いのはC.albicans(カンジダ・アルビカンス)であり、次いでC.glabrata(カンジダ・グラブラータ)などです。
これらの真菌は常在菌として、あなたの体にもともと棲みついている菌です。
あなたの膣内や、腸、口の中にいることもあります。
でも、あなたが健康で免疫力が正常な状態ではカンジダ真菌は増殖することなく、性器カンジダ症を発症することはありません。
感染ルートは?
性器カンジダ症の感染ルートは3つあります。
性行為感染、自己感染、母子感染の3つです。
①性行為感染
膣カンジダ症が性行為で感染するケースは少ないそうです。
私が見た病院のサイトには、全体の5%だと書かれていました。
また、男性から女性に感染するケースも少ないそうです。
とは言え、性感染症であることには違いありませんから、あなたがコンドームなしで感染者と性行為を行えば感染する可能性はあります。
②自己感染
冒頭にも書いたように、カンジダ真菌は常在菌で、あなたの体内にもいます。
そして、あなたの免疫力が低下すると、異常に増えて発症します。
これを「日和見感染」と言います。
具体的には、
●風邪
●疲労・過労
●睡眠不足
●過度のダイエット
●ストレス
などが原因となります。
あるいは、膠原病や花粉症、喘息などの疾患でステロイドホルモン剤を使用すると免疫機能を抑制する働きがあるため、カンジダ症になることがあります。
また、何かの病気で抗生物質を長期使用すると、それによってカンジダ真菌と競合していた他の
常在菌が死んでしまい、その分だけカンジダ真菌が増えて膣カンジダ症を発症することがあります。
もう1つ多い原因が、デーデルライン桿菌(かんきん)による自浄作用の低下です。
デーデルライン桿菌は、膣内で乳酸を作り酸性の環境を保ちます。
およそpH3.8~pH4.0に保っています。
あなたの膣内を酸性に保つことで、悪玉菌の増殖を抑えたり、外部から侵入してきた雑菌を殺す働きがあります。
このデーデルライン桿菌の自浄作用が低下するのは、1つにはあなたが清潔にし過ぎることがあります。
膣内まで石鹸で洗ったり、ビデを使いすぎたりすると、肝心のデーデルライン桿菌まで洗い流してしまい、自浄作用が低下します。
また、この自浄作用は免疫力の低下と同じように体調不良によっても影響されます。
日頃の健康管理が大事ということです。
③母子感染
出産が近付いた時期(36週以降)でカンジダが陽性だと、羊水内感染したり、産道感染する危険があり治療が必要です。
母子感染すると、新生児に鵞口創(がこうそう=口にカビが生える)を発症したり、皮膚カンジダ症になって紅い斑点がでることもあります。
潜伏期間は?
カンジダ真菌が常在菌であるため、潜伏期間を見極めことが難しいそうです。
私が調べた医療サイトでは、目安として2日から1週間程度と書かれてありました。
しかし個人差も大きく、一概には言えないそうです。
性器カンジダ感染症の症状
性器カンジダ症の症状を女性と男性に分けて説明します。
女性の症状
女性のあなたが発症した場合、主な症状としては、
●性器から肛門にかけて強いかゆみが出る。
●ヨーグルトのような白いおりものが大量に出る。
●または酒粕やチーズ、牛乳が固まったようなおりものが出ることもある。
●そして外陰部や膣に痛みがあったり、赤くはれたりする。
●排尿障害や性交痛がでる場合もある。
これらの症状は、膣トリコモナス症や細菌性膣炎などの症状に似ていますが、一番の特徴は強いかゆみです。
到底我慢ができないほど強いそうです。
男性の症状
男性のあなたがカンジダ真菌に感染した場合には、あまり症状は出ません。
感染に気が付かないことも多く、二次感染でパートナーにうつしてしまうこともあります。
主な症状としては、
●亀頭炎を起こして発疹が出て、痛かゆい感覚がある。
●小さな水泡が出来ることもあります。
このような症状が出ます。
カンジダ症は女性に多い感染症ですが、男性でも包茎の場合には感染しやすくなります。
特に真性包茎だと亀頭が常に皮で覆われているため、ジメジメして繁殖しやすい環境だと言えます。
性器カンジダの検査方法
何度も説明していますが、原因菌のカンジダ真菌は常在菌です。
発症しなくても体内に存在しています。
従って、検査でカンジダ真菌が見つかっても症状がなければ性器カンジダ症とは診断されません。
検査に使用する検体
カンジダ真菌の検査では、男性と女性で検体が異なります。
●男性の検体
亀頭周辺の菌を綿棒で採り検査します。皮膚擦過検査と言います。
尿道炎の可能性がある場合は尿を採取して検査します。
●女性の検体
綿棒を使用して膣分泌物を採取し、培養検査を行います。
検査方法
カンジダ真菌の主な検査方法は鏡検法、培養法の2つです。
●鏡検法
皮膚をこすった綿棒や、膣の内部から採取した膣分泌物を顕微鏡で観察します。
検体をスライドグラスに塗抹し(塗りつけ)て染色し、顕微鏡で拡大して調べます。
そのため、塗抹検査とも言われます。
●培養法
膣分泌物を採取し、これをサブローブドウ糖寒天培地で培養します。
24時間から48時間すると、陽性の場合には黒灰色、または銀灰色の集落(コロニー)が検出されます。
集落は目視でも分かる大きさになります。
サブローブドウ糖寒天培地法は専門の検査室を持っている検査機関で使われる方法です。
臨床現場で簡易的に行う培養法としては水野-高田培地を使う方法もあります。
サブローブドウ糖寒天培地の「サブロー」は日本人の三郎さんから命名されたものではありません。
フランス人医学者、Raymond Sabouraudから命名されていますので、念のため。
なお、水野-高田培地は水野重光、高田道夫、両名によって開発された培地です。
性器カンジダ感染症の治療方法
女性の場合
一般には連日通院を原則とし、腟洗浄後に腟錠あるいは腟坐剤を腟深部に挿入します。
腟錠、腟坐剤にはイミダゾール系の坑真菌薬が用いられます。
連日投与を行う場合は、まず約1週間の治療を行って効果を判定し、効果が十分でない場合は、追加治療の方法を検討します。
また、毎日通院するのが困難な場合には週に1回投与の薬もあります。
腟錠、腟坐薬の使用と共に、患部に軟膏、クリームの外用剤を併用します。
男性の場合
男性の場合は患部の清潔を保ち、女性と同様の抗真菌剤の軟膏、クリームの塗布により治療します。
性器カンジダ症とHIV感染症
日本性感染症学会の「性感染症 診断・治療 ガイドライン」には、次のような注意点が指摘されています。
『男女とも、HIV 感染例における性器カンジダ症の頻度が高いといわれている。』
そもそも性器カンジダ症は性感染症であると同時に日和見感染症でもあります。
従って、HIV感染による免疫力低下によって性器カンジダ症を発症することは容易に想像できます。
特に肺・気管・気管支・食道のカンジダ症はエイズ指標疾患に指定されています。
性器カンジダ検査におすすめの郵送式検査キット
女性に多い性器カンジダ症ですが、おりもの異常からカンジダを疑うことが多いはずです。
STDチェッカーでは、そんな女性のおりもの不安をまとめて検査できる郵送式検査キットがあります。
カンジダの他、トリコモナス、クラミジア、淋菌の4項目がまとめて検査できます。
おりもの検査と言う共通点の他に、トリコモナス、クラミジア、淋菌は女性にとって不妊症の原因になる可能性もある性感染症です。
この際、まとめて4項目の検査をおすすめします。
【STDチェッカー タイプB 女性用】
・
●クラミジア検査:TaqManPCR法
・
●トリコモナス検査:塗沫検査
・
●淋菌検査:TaqManPCR法
・
STDチェッカータイプBは女性用検査キットの中では、人気第2位です。やはり女性特有の症状から不安に感じて購入する人が多いのですね。
STDチェッカーに男性用はありません。
男性の方が発症するケースが少ないため、需要がないのだと思います。
ただ、パートナーが性器カンジダ症と判定された場合など、男性でも不安になった場合にはGME医学検査研究所にカンジダ検査キットがあります。
【性病検査4項目 男性用】
【ご注意】
あなたに自覚症状が出ている場合は、郵送式検査キットを使わず病院へ行ってください。
また、検査キットで陽性判定が出た場合にも病院へ行ってください。
利用法や陽性判定後の対処について、不明点や疑問点があればSTD研究所にメールや電話で相談してください。
私も何回か相談しましたが、とても親切丁寧に不安解消を手伝ってくれます。