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郵送式HIV(エイズ)検査キットは、2021年には104,928個も使われ、保健所のHIV検査件数を上回りました。
手軽に自宅にいながら保健所や病院と同じレベルの信頼性あるHIV検査が可能とあって、利用者は年々増加する傾向にあります。
ここでは郵送式HIV(エイズ)検査キットの利用法、メリット、デメリット、注意点などを詳しく解説します。
私自身、郵送式HIV(エイズ)検査キットは過去に3回利用しています。
その体験もまじえて分かりやすくお伝えします。
最後の方には、郵送式HIV検査と保健所、病院での検査を比較してあります。
そちらもぜひご覧ください。
郵送式HIV(エイズ)検査キットとは?
郵送式HIV(エイズ)検査キットとは、メーカーから送られてきた検査キットを使って自分で血液を採取し、それをメーカーに送り返してHIVに感染しているかどうかを判定するものです。
新型コロナウイルスのPCR検査キットがまさにこれと同じ方式です。
ただ違うのは、HIV(エイズ)検査キットは血液を採取し、新型コロナウイルス検査は唾液を採取すると言う、検体の違いです。
HIV検査は保健所に行けば無料・匿名で受けることができます。
でも、どうしても人目が気になるとか、近くにないとかいった理由で利用しない人もいます。
そうした人たちの需要を集めて、郵送式HIV(エイズ)検査キットの使用数は年々増加しています。
【郵送式HIV(エイズ)検査キットの使用量】
*HIV 郵送検査の実態調査と検査精度調査(2019-2021)からグラフ化
HIV検査キットは検査方法に第四世代のHIV抗原抗体検査を採用しています。
多くの保健所や医療機関のスクリーニング検査と同じ検査方法であり、これまでメーカー以外の外部機関による信頼性評価でも同等の結果が出ています。
自宅で手軽に、しかも匿名で利用できるとあって、今後も利用者の増加が見込まれています。
郵送式検査の流れ
郵送式HIV検査キットでの検査は、下図のような流れとなります。
①検査可能な時期を確認する
まず、あなたがHIVに感染したかもしれない日から、何日経過しているか確認してください。
正確なHIV検査を受けるには、3ヶ月以上経過していることが望ましいです。
ただ、3ヶ月以内の検査でも、それなりの意味はあります。
第四世代のHIV抗原抗体検査の場合、感染の機会から1ヶ月後ならかなり信頼性の高い検査が可能です。
陽性判定が出たときは3ヶ月以内であってもHIVに感染している可能性があります。すぐに確認検査の必要があるので、保健所や病院で再検査を受けてください。
HIVには感染していない可能性が高いです。取り合えず、落ち着いて不安を軽くしてください。念の為に3ヶ月経過した後にもう1回検査を受けて、陰性を確実にしてください。
STD研究所など、メーカーに感染機会からどのくらい経っているか伝えた上で、検査結果の意味を説明してもらってください。
②検査キットをどれにするか選ぶ
国内の主要なHIV検査キットメーカーは5社ほどあります。
こちらの記事を参考に選んでください。
選ぶポイントは、検査の信頼性、匿名性、サポート体制の3つです。
私は自分が過去にSTDチェッカーを使ってとても助かった経験があり、イチオシです。
またHIV検査単体にするか、梅毒など他の性感染症もセットで注文するか、そこも考えておいてください。
どうするか迷ったら、注文の時に検査キットメーカーの専門スタッフに相談するといいです。
③検査キットメーカーに注文する
どのHIV検査キットメーカーも、パソコンやスマホから簡単に注文できます。
④検査キットを受け取る
検査キットを自宅以外の郵便局やコンビニで受け取るサービスもあります。
どの検査キットも、中身が分からないような梱包になっています。
送り主も検査キットメーカーの社名以外を選べるサービスもあります。
⑤検査キットの使い方を確認する
開封して利用法をしっかり読んでください。
検査の流れを全体的に把握してください。
検体採取の途中で手順を間違うと正確な検査が出来ません。
事前に疑問点、不明点があれば、検体採取の前にメーカーに確認しておきましょう。
たいていのメーカーはweb上に使い方の動画を公開しているの参考にしてください。
⑥検体(血液)を採取する
HIV検査の場合は血液を微量採取します。
難しい作業はなく、10分もあれば終わります。
ただし、正しい手順で行ってください。
⑦検体を検査キットメーカーに送付する
検体を採取したら、速やかにメーカーへ送付します。
採取したまま放置したり、送付を忘れたりしないようご注意ください。
匿名検査が可能な検査キットでは、送付する際に個人情報を必要としません。
私が利用したSTDチェッカーは完全な匿名検査でした。
⑧検査結果を待つ
あなたが送付した検体が検査キットメーカーに到着して、凡そ1日から3日の間に検査結果が分かります。
検査は登録衛生検査所で行われることがほとんどです。
登録衛生検査所は「臨床検査技師・衛生検査技師等に関する法律」によって検査の信頼性を担保されています。
⑨検査結果を見る
web上の個人専用ページに検査結果が表示されます。
web以外にメールや電話で検査結果を確認できる検査キットもあります。
⑩陽性判定なら保健所か病院で再検査を受ける
仮に陽性判定が出ても、すぐにHIV感染が確定する訳ではありません。
郵送式HIV検査はスクリーニング検査であり、擬陽性の可能性があります。
検査キットの判定が陽性なら、迷わず保健所や病院で再検査を受けてください。
仮にHIV陽性が確定しても、現代医学ではエイズ発症を抑えることが可能です。
HIV感染症は致死的疾患ではありません。
検査キットメーカーも、陽性判定については擬陽性の可能性を説明してくれます。
そして提携している病院を紹介してくれますが、それより保健所に行くことをおすすめします。
メリット・デメリット
郵送式HIV検査キットのメリット、デメリットについて解説します。
メリット
郵送式HIV検査キットの主なメリットは、次の4つです。
①人目を気にせず、誰にも知られずにHIV検査ができる。
②自宅にいながら、保健所や病院と同じ信頼性のHIV検査ができる。
③HIV以外の梅毒やクラミジアなどの性感染症をまとめて同時検査できる。
④複数の性感染症を検査すると、病院よりずっと安い料金で検査できる。
郵送式HIV検査キットの最大のメリットは、
「HIV検査を受けることへのハードルが下がる」
ことです。
保健所や病院ではどうしても人目が気になって行けない、と言う人が多くいます。
その点、郵送式HIV検査キットなら自宅で誰にも会わずに信頼性の高いHIV検査が可能です。
しかも、HIV検査に梅毒やクラミジア、淋菌などの検査を組み合わせることが可能です。
病院で検査するよりずっとリーズナブルに検査を受けることが出来ます。
1回にまとめて検査できるので、手間もかかりません。
ただし、陽性判定の場合は病院で再検査となります。
HIV検査に限らず、どの検査キットもスクリーニング検査であることを覚えておいてください。
デメリット
郵送式HIV検査キットのデメリットは次の4つです。
①陽性判定だった場合のフォローが保健所や病院と比べると弱い。
②あくまでスクリーニング検査であり、確認検査はできない。
③検体採取を自分で行うため、ここでやり方を間違うと正確な検査が出来ないこともある。
④保健所に行けばHIV検査は無料。郵送式HIV検査は有料。
多くの医療関係者が指摘する、郵送式HIV検査キットのデメリットは、
「陽性判定だったとき、十分なフォローができない。」
と言うものです。
確かに保健所や病院のようなフォローは無理です。
しかし、郵送式のHIV検査はあくまでスクリーニング検査であり、本当にフォローが必要なのは確認検査で陽性判定になったときです。
郵送式HIV検査の陽性判定は擬陽性の可能性があり、確定したものではありません。
従って、検査キットメーカーとしては陽性判定のユーザーに対して、擬陽性の可能性を説明し、保健所や病院での再検査をすすめることが必須となります。
私が思うに、この点のフォローは十分できていると思います。
郵送式HIV(エイズ)検査キットの注意点
郵送式HIV検査キットを利用する上で、注意すべき点をいくつか指摘しておきます。
①海外輸入品の自己検査キットは品質に問題があるので使わない。
②仮に陽性判定が出ても、擬陽性の可能性があることを知っておく。
③陽性判定が出たら、迷わず保健所か病院で再検査を受ける。
④感染の可能性があった日から、何日経過しているかを考慮して検査結果を見る。
⑤国内メーカーはどこも同じように見えるが、検査方法、匿名性などに差があるので、しっかり選ぶ。
一番注意して欲しいのは、外国からの輸入品である「HIV自己検査キット」を使わないことです。
自己検査キットは、検体をメーカーへ送って検査してもらうのではなく、自分で判定まで行うものです。
厚生労働省の関連サイト「HIV検査相談マップ」のQ&Aコーナーには次のような注意が書かれています。
・・・現在、厚生労働大臣が性能や安全性を審査し流通を認めたHIV自己検査キットはありません。また、そのようなものを宣伝広告することも禁止しています。・・・品質管理の行き届いた施設で製造されている保証もなく、偽造品だったこともあります。
引用元: HIV検査相談マップQ&A
私がネットで検索したところ、すぐに2社ほど輸入販売している会社が見つかりました。
ただし、どちらもHIV検査キットは「売り切れ」の表示が出ていて、現在は販売を中止しているようです。
くれぐれも輸入品の自己検査キットにはご注意ください。
郵送検査・保健所検査・病院 HIV検査の比較
郵送式のHIV検査を保健所、病院でのHIV検査と比較してみます。
項目/検査の種類 | 郵送検査 | 保健所検査 | 病院検査 |
①検査費用 | ・3,000円~5,000円 | ・無料 | ・抗原抗体検査 3,000円~7,000円 ・ ・NAT検査 15,000円程度 |
②検査の種類 | ・スクリーニング検査 | ・スクリーニング検査 ・確認検査 |
・スクリーニング検査 ・確認検査 |
③検査方法 | ・抗原抗体検査 ・抗体検査 |
・抗原抗体検査 ・抗体検査 |
・抗原抗体検査 ・抗体検査 ・NAT検査 |
④匿名検査 | ・可能 | ・可能 | ・病院による |
⑤信頼性 | ・保健所、病院と同等 | ・高い | ・高い |
⑥検査可能時期 | ・感染機会から3ヶ月後 | ・2ヶ月後~3ヶ月後 保健所による |
・1ヶ月~3ヶ月後 病院による |
⑦検査結果 | ・2日~5日後 検査会社による |
・即日検査 約1時間後 ・ ・通常検査 約1週間後 |
・即日検査 約1時間後 ・ ・通常検査 約1週間後 |
⑧メリット | ・誰にも知られず検査可能 ・匿名検査可能 ・自分の都合のいい時に検査 ・他の性感染症とセットで検査可能 |
・無料、匿名検査可能 ・医療スタッフがサポート ・確認検査まで可能 |
・陽性判定の時、対応が早い ・確認検査まで可能 ・他の性感染症とセットで検査可能 |
⑨デメリット | ・有料 ・医療行為を伴うサポートは不可 ・スクリーニング検査のみ |
・検査できる日が限定 ・予約必要の保健所も多い ・人目が気になる人もいる |
・有料 ・匿名検査不可の病院も多い ・人目が気になる人もいる |
郵送式のHIV検査を、保健所、病院でのHIV検査と比べてみました。
やはり、一番のおすすめは保健所でのHIV検査です。無料匿名で受けることが可能です。
ただ、保健所にもよりますが予約が必要なこと、検査が毎日ではなく指定日のみであること、平日の昼間はやっていないことなど、利便性の点で利用しにくい面があります。
そして何より、人の目を気にする人に保健所は利用しにくいかも知れません。
保健所がいくら匿名検査とは言え、対面式だし保健所には多くの職員や利用者がいて顔を合わせてしまいます。
そうした保健所のマイナス面を理由に、HIV感染の不安を抱えたまま時間ばかりが過ぎるなら、郵送式のHIV検査キット利用もありです。
お金はかかりますが、保健所や病院と同じ信頼性のHIV検査を自宅で、自分の都合で受けることが可能です。
ただ、陽性判定だったとき、すぐに保健所か病院で再検査が必要になります。
その点だけは郵送式HIV検査キットを利用する時にしっかり認識しておく必要があります。
まとめ
あなたにHIV感染の不安があるなら、まずは保健所に行くことをおすすめします。
無料だし、匿名で検査を受けることができます。
でも、どうしても人目が気になるとか、近くにないとか、そんな理由で保健所に行ってないかも知れませんね。
あなたがずるずるとHIV検査を先延ばしにすると、エイズ発症のリスクだけが高まっていきます。
また、パートナーへの二次感染もあり得ます。
でもあなたがどんなに悩み、考えても、HIV感染の不安を解決するにはHIV検査しか方法はありません。
保健所にはどうしても行けないなら、郵送式HIV検査キットを使ってください。
郵送式HIV検査キットで陰性なら、あなたはHIV感染の不安から解放されます。
仮に陽性だったとしても、早期のHIV治療を開始することができます。
今や早期のHIV検査は救命的検査であり、エイズ発症を抑えてあなたの命を救います。
最悪なのはHIV検査で陽性になることではありません。
HIV感染に気付かず、「いきなりエイズ」を発症してしまうことです。
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